COLUMN
ハワイアンリングができるまで
更新日
大切な方へのプレゼントやコーディネートのアクセントとして、ふだん何気なく身に着けているリング。
どうやって作られているか知っていますか?
ハワイアンリングができるまでの流れを、職人の手元の写真で紹介します。

01
この記事を書いたきっかけ
この記事を書いたきっかけは、お客様から寄せられた1つの質問でした。「リングにある境目は何ですか?」
リングの作り方を知らない方にとっては、何か良くないものなのではと不安になる方もいると思います。ミリオンベルのリングをお買い求めいただくお客様に安心していただけるように、ハワイアンリングがどのようにして作られているのか、順を追ってご説明します。
02
サイズを測って製作
今回は、このシルバーの板をハワイアンリングにしていきます。

まずは、リングを作るのに必要な長さを板で測り、糸鋸(いとのこ)で切ります。

切ったシルバーの板に火を入れて「なまし」ます。職人の目利きで十分に熱が入ったことを確かめたら、水に入れて冷まし、切れ目にやすりをかけます。

なますって何?
「なます」とは、元になる金属に火を入れて熱を加えたのち、急に冷やして金属を柔らかくする方法です。これをすることで、金属を曲げたり加工したりしやすくなります。
03
リングに成形
なましたシルバーの板を、リングの形にしていきます。鉄の芯棒にシルバーの板を押し当てるようにして、手の力で丸くします。十分に円に近づいてきたら、木槌の出番です。丸みに合わせて、リングのつなぎ目になる部分を木槌で叩いて、丸く整えていきます。

糸鋸で、つなぎ目の合わさる部分を平らにします。

04
ロウ付けして溶接
リングのロウ付けをします。
- つなぎ合わせたい部分にロウを置きます。
- 火を当ててロウを溶かします。
- 水に入れてしっかり冷やします。
- 切り口の端と端がくっついて、リングらしい形になりました。この端と端がくっついたところが、リングの境目になります。

ロウ付けって何?
「ロウ付け」とは、ロウと呼ばれる合金を使って、金属と金属を溶接することです。ジュエリーの修理のときにもよく使われる方法です。
ロウを火で炙ると、溶接した部分は白っぽく、その周りは酸化して黒ずみます。そこで、酸洗いをしてリングをピカピカに磨いていきます。
- 専用の薬品にリングを2〜3分つけ置きします。
- ブラシでリングをピカピカに磨きます。
- リングの内側のロウ目(溶接した部分)を整えます。
- リングが鏡のようにキレイになりました。

05
研磨でピカピカに磨きあげる
いよいよラストスパートです。鉄の芯棒にリングをはめたら、木槌で叩いて真円に整えます。

やすりをかけて、リング全体の小さな傷を取り除きます。

側面と外側を紙やすりで、内側をバフで研磨して、全体をむらなくキレイに磨き上げます。

研磨したリングを一度水につけて洗います。シルバーの艶がキレイなリングができました。これで研磨は完了です。

06
彫刻をして仕上げ
リング作りの最後の工程です。ハワイアンリングのいちばんの肝である彫刻を全体に施して完成です。

リングの作り方には、金属の塊を叩いて板状に伸ばし、丸めてリングの形にしていく「鍛造」と、溶けた金属を型に流し込んで形にする、大量生産に向いた「鋳造」の2種類があります。
ハワイアンリングを作るときのポイントでもある鍛造は、金属を叩いたり圧力を加えたりして余分な空気を抜き、金属自体の密度を高めるため、より硬い金属を作ることができる作り方です。強度が増した頑丈なリングは変形にも強く、表面の硬さも高くなるため、磨いたときの輝きも強くなるほか、ハワイアンジュエリーの特徴である彫り模様も圧倒的に美しくなります。
鍛造で作られるハワイアンリングは、時間や手間、技術を必要とする分、職人の技が光る素晴らしいリングになっています。
リングシミュレーター(柄・幅・彫りを選んでオーダーメイド)07
動画でもチェック!ハワイアンリングができるまで
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動画でチェック:ハワイアンリングができるまで(YouTube)
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