アクセサリーのお手入れ方法

ハワイアンジュエリーは、カジュアルなデザインを手頃な価格で楽しめるシルバー925と
トラディショナルでエレガントなデザインを楽しめるK14ゴールドがあります。

定番人気のシルバーはもちろん、K14ゴールドにはイエローやピンクなど華やかなカラーがありますので、
その日の気分やファッションに合わせて、いろいろと使い分けてみるのはいかがでしょう。

そんな大活躍のハワイアンジュエリーを思いっきり楽しんだ後は、ちゃんとお手入れをしてあげましょう。

各素材について

シルバー925とは

ハワイアンジュエリーに限らずアクセサリーに使われているシルバーは、ほぼシルバー925で作られています。
この『925』とは、銀の含有率(純度)のことで92.5%が銀(シルバー)、残りの7.5%が割金(銅などの他の金属)ということを意味しています。

なぜ純度100%の銀で作らないのかというと純銀では柔らかすぎてアクセサリー作りには適していないのです。
逆に90%の銀だと硬すぎて細かい細工には不向きになってしまいます。

そのためシルバー製のアクセサリーにはシルバー925が多く使われているのです。

ご注意

※近年、シルバー925製とよく似たステンレス製のハワイアンジュエリーが多く出回っています。
伝統的なハワイアンジュエリーは高い技術力を持った職人の手で1つ1つ丁寧に手彫りされた一点物です。
金属の型に流し込んで作る安価な大量生産品はハワイアンジュエリー特有の彫り模様が潰れている粗悪品となりますのでご注意下さい。

シルバー925とサージカルステンレスの比較

K14ゴールドとは

ハワイアンジュエリーのゴールド製品はK14ゴールドで作られています。
日本では18金(K18)や10金(K10)で作られたアクセアリーが一般的ですが、ハワイやアメリカなどでは14金(K14)が一般的とされ、中国では24金(K24/純金)が主になります。

『K14』とは金の含有率のことで、58％が金、残りの42%は銀や銅、パラジウムなどが混ぜられた割金で作られています。
K24が純度100%の金＝純金となりますので、数字が小さくなるにつれて純度は低くなります。

ちなみに、ハワイやアメリカでK14ゴールドが一般的と言いましたがその大きな理由として挙げられているのが、硬度が高いため丈夫で変形しづらいから！
アクセサリー＝装飾品という観点から気軽に使ってファッションを楽しむという考え方をする人が多いようです。

またハワイアンジュエリー最大のポイントである繊細で美しい彫り模様を表現するためには、硬さのある金属を使用しなければなりません。
K14はK18など他のゴールドに比べて硬い分、彫り模様を美しく表現できるためハワイアンジュエリーで多く採用されているのです。

ご注意

※最近、K18やK10ゴールドで作られたハワイアンジュエリー風な物が多くありますが、これらは日本で作られているアクセサリーとなりますのでご注意下さい。
ハワイの産業と伝統、ハワイの職人さんたちの培われた技術を守るためにも、ぜひゴールド製のハワイアンジュエリーは『Made in Hawaii』のK14素材のものでご検討下さい。

K18とK14とK10の違いについて

プラチナとは

別名「白金」とも呼ばれる金属「プラチナ」。
プラチナはこの広い地球上でも存在する量がわずかなため、南アフリカなどの限られた国や地域でしか採掘されません。
そのため希少価値がとても高く、プラチナはレアメタル(希少金属)に定められています。

プラチナの純度は造幣局によって『Pt999』『Pt950』『Pt900』『Pt850』の4品位に区分けされています。

日本で作られているプラチナ製のジュエリーはそのほとんどがPt900で作られおり、日本国内においては純度85％(Pt850)以上でなければ、プラチナジュエリーとは認められていません。

傷がつきにくく、変色もほとんどしないためブライダルジュエリーなどの特別なアクセサリーに多く使われています。

永遠に愛される金属プラチナとは

シルバー925のお手入れ方法

よく「シルバーアクセアリーを使っていたら錆びてしまった」というようなご質問を頂くのですが、シルバー製品は錆びるということはありません！
空気中に含まれている酸の成分や身体から出る汗などに反応し、酸化による黒ずみや変色をしているだけなんです。
こまめなお手入れを心掛けて頂くことで元のキレイな状態にちゃんと戻りますのでご安心ください。

お手入れ方法	水やぬるま湯で付着した汗や汚れを洗い落として柔らかい布でよく水分を拭き取って下さい。
保管方法	使用しない場合は密封性の高いビニール袋にアクセアリー単体で入れておくのがベストです。なるべく空気に触れないようしっかり密閉しましょう。
変色した場合	市販されているシルバー磨き布や磨き液などを使いメンテナンスをして頂くことで変色が解消され、元の輝きがキレイな状態に戻すことができます。当店でも専用のメンテナンスアイテムを取り扱っています。シルバー磨き布はこちらシルバー磨き液はこちら

ご注意

キレイになってからも拭き続けていると、硫化している部分だけでなく削らなくてもいい銀まで削り取ってしまいます。
使用上の注意をよくご確認のうえ、拭きすぎや磨きすぎにご注意下さい。

もっと詳しく！シルバーのお手入れ方法

K14ゴールドのお手入れ方法

長く使っていると汚れや汗が付着しくすみが出る場合があります。
ですがそんな時は！お家にあるもので簡単にお手入れをすることができるんです。

お手入れ方法.01	簡単な方法としておすすめなのが、市販されているゴールド専用の磨き布や磨き液を使ってお手入れをする方法です。当店でも専用のメンテナンスアイテムを取り扱っています。ゴールド磨き布はこちらゴールド磨き液はこちら
お手入れ方法.02	ぬるま湯に中性洗剤を数滴混ぜたものにアクセサリーを数分つけ置きしましょう。しばらくして汚れが浮いてきたら柔らかい歯ブラシなどを使って軽くこすります。仕上げにしっかりすすいで柔らかい布で水気を拭き取りましょう。
保管方法	他のアクセサリーと擦れて傷がつかないようできるだけ個別で保管するのがおすすめです。
変色した場合	磨き布や磨き液などを使って頂くことで元のキレイな状態に戻すことができます。

ご注意

長く使っているとアクセサリーの表面に細かい傷などができてくすんで見えることがあります。
そのような場合は、専門店で磨き直しをして頂くことをおすすめします。

プラチナのお手入れ方法

一生モノのジュエリーだからこそ、いつまでも変わらない美しさを保ち続けたいですよね。
一見お手入れが難しそうなプラチナですがシルバーやゴールド同様、お家にあるもので簡単にお手入れをすることができます。

お手入れ方法	水やぬるま湯に中性洗剤を数滴入れて混ぜたものにプラチナのジュエリーを入れて浸します。細かい模様部分は、歯ブラシや細めの筆、綿棒などを使用すると汚れがよく落ちます。仕上げに水でよくすすぎ、乾いた柔らかい布で水分をしっかりと拭き取り乾かしましょう。
保管方法	他のジュエリーとぶつからないようジュエリーボックスや小さな袋に入れて分けておきましょう。日の当たる場所や湿度の高い場所はなるべく避けて保管して下さい。

コーティング製品のお手入れ方法

シルバー925の上にロジウム、イエローゴールド、ピンクゴールドなどの金属のメッキをかけて薄い膜が張られている物をコーティング製品と呼びます。
コーティングを施すことによって、表面が空気に触れなくなるためシルバーを変色から守る役目があります。
ハワイアンジュエリーの中にもコーテイングが施されたアイテムが多くあります。

お手入れ方法	水やぬるま湯で付着した汗や汚れを洗い落とし、柔らかい布などでよく水分を拭き取って下さい。
保管方法	なるべく空気に触れないよう密閉性の高いポーチやビニール袋に入れて個別で保管して下さい。加えて水場から遠く湿気の少ない場所で保管するのがおすすめです。

ご注意

研磨剤を含んだ磨き布や磨き液でお手入れをするとコーティング部分に傷が付いたり、剥がれたりする恐れがあります。
そのためコーティング製品にはご使用なさらないようにお願い致します。

コアウッド・革製品のお手入れ方法

コアウッドや革製品のアクセサリーもこまめなお手入れを心掛けることが大切です。

コアウッドお手入れ	コアウッドを使用したアクセサリーのお手入れは柔らかい布で拭く程度に留めましょう。研磨剤が含まれている磨き布や磨き液などで磨くと変色や傷の原因になります。どうしても汚れが気になる場合は、ジュエリーの修理店や専門店に相談しましょう。
革製品のお手入れ	シリコンクロスなどの柔らかい布で汗や汚れをよく拭き取って頂くといつまでもキレイな輝きを保つことができます。摩擦や長時間の放置などで色移りや色落ちをする場合があるのでご注意下さい。
保管方法	直射日光や紫外線の当たる場所はできるだけ避け、風通しの良い場所に保管するのがおすすめです。水濡れや高温多湿での使用は変色、変形、カビの原因となります。

最後に

それぞれの素材の特性をよく理解し、適切なお手入れをして頂くことで、ハワイアンジュエリーを末永くご愛用頂けます。
当店ではシルバーやゴールド専用のメンテナンス商品の販売もしています。
修理やサイズ直しなどのアフターサービスも充実していますので、お困りの際やご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。